外壁塗装コーキング打ち直しを検討中の方へ ボンドブレーカー・ノンブリードの重要性とは

外壁塗装をするときにコーキングは打ち直しするべき?プロが判断の基準を解説

「外壁塗装を考えているけれど、コーキング(シーリング)はそのままでいいの?」「打ち増し・打ち直
しって何が違うの?」
こんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

外壁と外壁の継ぎ目や、窓まわりに使われているコーキングは、雨水の侵入を防ぐ大事な“防水の
要”です。
それだけに、外壁塗装のときにコーキングをどうするかで、家の寿命やメンテナンスサイクルが大き
く変わってきます。

ここでは、千葉県印西市で完全自社施工の外壁塗装・屋根塗装を行う株式会社K.S美装が、

 ● 外壁塗装のタイミングでコーキングは打ち直しするべきかどうか
 ● 「打ち増し」と「打ち直し」の違い
 ● コーキング工事をケチったときに起こりやすいトラブル
 ● 見積もりでチェックしておきたいポイント

をできるだけわかりやすく解説します。

印西市・佐倉市・我孫子市・成田市周辺で外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださ
い。

結論:外壁塗装のタイミングでコーキングは基本的に「打ち直し」が安心

最初に結論からお伝えすると、
外壁塗装のタイミングで、劣化したコーキングは「基本的に打ち直し(撤去・打ち替え)」
がおすすめです。
理由は大きく3つあります。

  1. 古いコーキングの上に重ねても、密着不良を起こしやすいから
  2. 内部までひび割れている場合、表面だけ足しても防水性が回復しないから
  3. 外壁塗装と同じタイミングで直しておく方が、トータルのメンテナンスコストを抑えやすいから
    もちろん、すべてのコーキングを必ずしも打ち直さなければいけないわけではありません。
    劣化が少なく、打ち増しで十分なケースもあります。
    弊社(株式会社K.S美装)では基本的にコーキングの打ち直しを推奨しています。
    ただし、外壁塗装の足場を組んだタイミングは、コーキングの本格的なメンテナンスに最も適したタイ
    ミングです。
    塗装だけしてコーキングを放置すると、あとからコーキングだけのために再び足場が必要になること
    もあり、かえって高くつくこともあります。

    そもそもコーキング(シーリング)とは?役割をおさらい

    コーキング(シーリング)は、外壁材と外壁材の継ぎ目や、窓まわり・サッシまわりの隙間を埋めてい
    るゴムのような部分です。

    [写真:窯業系サイディング外壁の目地とコーキング部分の全体写真]

主な役割は次の2つです。

 ● 雨水の侵入を防ぐ「防水」の役割
 ● 地震や温度変化による揺れを吸収する「クッション」の役割

とくに窯業系サイディング外壁では、外壁材同士がぴったりくっついているわけではなく、コーキング
があることで防水性能が保たれています。
そのため、コーキングが劣化すると、

 ● ひび割れ
 ● 肉やせ(厚みが痩せてしまうこと)
 ● 剥離(外壁とコーキングの間に隙間ができる)

といった症状が出て、そこから雨水が入り込むリスクが高まります。

「打ち増し」と「打ち直し」の違い

コーキング工事には、大きくわけて次の2種類があります。

 ● 打ち増し(増し打ち):古いコーキングの上から、新しいコーキングを足す工法
 ● 打ち直し(打ち替え):古いコーキングを撤去してから、新しいコーキングを入れ直す工法

打ち増し(増し打ち)の特徴
【メリット】
 ● 既存のコーキングを全部撤去しないため、工事費が比較的抑えやすい
 ● 工期を短くしやすい
【デメリット】
 ● 既存のコーキングの状態に左右される
 ● ひび割れが内部まで進行している場合、根本的な改善にならないことがある
 ● 厚みを確保できず、十分な耐久性が出ないこともある

打ち直し(打ち替え)の特徴
【メリット】
 ● 古いコーキングを撤去するため、内部までリセットできる
 ● メーカーが推奨する厚みを確保しやすく、耐久性が出やすい
 ● 長期的に見たときの安心感が高い

[写真:古いコーキングを撤去してボンドブレーカーが見えているサイディング目地の様子]

ここで見えている青いテープ状の部分が「ボンドブレーカー」です。
ボンドブレーカーは、コーキングが外壁の3面すべてに接着してしまう「三面接着」にならないように
するための部材で、これが入っていることでコーキングがしっかり動けて、剥がれにくくなります。
新築当時はすべての目地にボンドブレーカーが貼られていますが、古いコーキングを撤去するとき
に一緒に剥がれてしまうことがあります。
その場合は、必ず新しいボンドブレーカーを貼り直してからコーキングを充填する必要があります。
中には、このボンドブレーカーを貼らずに施工してしまう業者もいるため、見積もりや現場でしっかり
確認しておきましょう

【デメリット】
 ● 手間がかかる分、打ち増しより費用は高くなりやすい
 ● 場所によっては撤去が難しく、打ち増しと使い分けることもある

外壁塗装のタイミングでは、基本的に「目地(外壁材と外壁材の継ぎ目)」は打ち直し、サッシまわり
などは状況を見て打ち増しというように、場所ごとに最適な工法を選ぶことが多いです。

外壁塗装のときに「打ち直し」すべきコーキングの状態

次のような状態が見られる場合は、外壁塗装のタイミングで打ち直しを強くおすすめします。

[写真:外壁とコーキングの間に隙間ができている剥離の写真]

  1. 目地のコーキングに深いひび割れがある
  2. コーキングが痩せて、外壁より奥に引っ込んでいる
  3. 外壁とコーキングの間に隙間ができている(剥離)
  4. 触ると弾力がなく、カチカチに硬くなっている

    これらの症状が出ている場合、表面だけ新しいコーキングを足しても、内部まで劣化していることが
    ほとんどです。
    古いコーキングを撤去してから打ち直す方が、結果的にお住まいを長く守ることにつながります。

    コーキング工事をケチるとどうなる?よくあるトラブル

    「今回は塗装だけでコーキングは最低限にしておきたい」というご相談もありますが、コーキング工事
    を必要以上に削ってしまうと、次のようなトラブルにつながるリスクがあります。

    ● 目地や窓まわりから雨水が入り、外壁材の内部が傷む
    ● 最悪の場合、室内側に雨染みが出て、雨漏りとして症状が現れる
    ● 外壁材の張り替えや下地補修が必要になり、塗装より高額な工事になる

    実際の現場でも、
    「前回の塗装のときにコーキングをあまり触らなかった結果、数年後に目地からの漏水
    が見つかり、外壁材の交換が必要になってしまった」
    というケースがあります。

    外壁塗装は数十万円〜百数十万円と大きな出費ですが、
    そこでコーキングをしっかり直しておくことで、家全体の寿命を延ばすことができます。

    見積もりでチェックしておきたいコーキングの項目

    外壁塗装の見積もりを見るときは、コーキングに関する項目を必ずチェックしましょう。

     ● 「コーキング打ち替え」「コーキング打ち増し」といった工事内容が書かれているか
     ● どの部分を打ち直し、どの部分を打ち増しするのかが明記されているか
     ● 使用するコーキング材の種類(例:変成シリコン、ウレタン、ノンブリードなど)が書かれている
      か

    ※ノンブリードタイプでないコーキング材は塗料を汚染するおそれがあるため、必ずノンブ
    リードタイプを使用しているかも確認しましょう。

     ● メーター数や本数など、数量がはっきりしているか

    もし見積書に「シーリング工事 一式」とだけ書かれている場合は、

     ● どの範囲をどの工法で施工するのか
     ● どんな材料をどれくらい使うのか

    を、遠慮せずに確認してみてください。

    K.S美装のコーキング工事のこだわり

    株式会社K.S美装では、外壁塗装のご依頼をいただいた際、必ずコーキングの状態もセットでチェッ
    クしています。

     ● 目地のひび割れや剥離が進んでいる場合は、基本的に「打ち直し」をご提案
     ● サッシまわりなど、構造上打ち直しが難しい箇所は、適切な「打ち増し」で対応
     ● 弊社では基本的にサッシまわりも既存コーキングを撤去し、可能な限り打ち直しで対応しま
     す
     ● 必要に応じて、高耐久タイプのコーキング材をご提案し、塗料との相性もふまえて施工
     現地調査の際は、劣化している箇所の写真を撮影し、
     ● なぜコーキング工事をしなければいけないのか
     ● どこまでやると安心なのか
     ● 今回は様子見でよい箇所はどこか

    を、できるだけわかりやすくお伝えしています。

    印西市・佐倉市・我孫子市・成田市で外壁塗装とコーキングにお
    悩みの方へ


    K.S美装は、
    ● 千葉県印西市
    ● 佐倉市
    ● 我孫子市
    ● 成田市

    を中心に、外壁塗装・屋根塗装・コーキング工事を行っている完全自社施工の塗装店です。

    「うちのコーキングは、打ち直しが必要な状態なのか知りたい」

    「他社の見積もりで“打ち増し”と書いてあるけれど、それで大丈夫なのか不安」

    といったご相談も、遠慮なくお聞かせください。

    現地調査では、外壁とコーキングの状態を写真付きでご説明し、
    お客様のご予算や今後の住まい方もふまえて、最適な工事内容をご提案いたします。

    まずは一度、無料診断・無料見積もりをご利用ください。
    お電話、またはホームページのお問い合わせフォームからご相談いただけます。

    よくある質問(Q&A)

  5. Q. コーキングだけ先に直して、塗装はあとからでも大丈夫ですか?
    A. 不可能ではありませんが、足場代が二重にかかるなど、トータルコストが高くなることがほとんど
    です。

    外壁塗装のタイミングで、コーキングも一緒にメンテナンスするのがおすすめです。

    Q. すべて打ち直しにすると高くなりそうで不安です。
    A. すべてを一律で打ち直すのではなく、「打ち直しが必要な部分」と「打ち増しや様子見でよい部
    分」を分けてご提案することも可能です。

    現地調査の際に、ご予算も含めてご相談ください。

    Q. 印西市から少し離れているのですが、相談できますか?
    A. はい、大丈夫です。基本的にどの地域からのご相談でも対応可能です。

    現地調査や工事の進め方については、お住まいの地域を伺ったうえで最適な形をご案内します
    ので、まずはお気軽にお問い合わせください。

    会社情報

    会社名:株式会社K.S美装(ケーエス美装)
    所在地:千葉県印西市小林北2-6-27
    電話番号:0476-50-2032
    対応エリア:印西市・佐倉市・我孫子市・成田市を中心に、その他近隣エリア
    事業内容:外壁塗装/屋根塗装/コーキング工事/防水工事 など
    施工体制:完全自社施工(現地調査〜お見積もり〜施工〜完了確認・アフターフォローまで一貫対
    応)


    外壁や屋根、コーキングの状態が気になってきたら、まずはお気軽にご相談ください。
    無料診断・無料見積もりにて、お住まいの状態と必要な工事内容をわかりやすくご説明いたします。
K.S美装代表
K.S美装代表
よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
目次