【難付着サイディングの落とし穴】プロが教える「剥がれない塗装」の秘訣と見分け方

難付着サイディングとは、汚れを防ぐ特殊コーティング(光触媒・フッ素・無機など)が施された、「塗料を弾いてしまう」外壁材のことです。

塗装の失敗を防ぐには、①現地調査での正確な見極めと、②専用の下塗り材(難付着専用バインダー)の選定が絶対条件となります。

「せっかく外壁塗装をしたのに、わずか数年で塗膜がペリペリ剥がれてきた……」

実はこのような剥離トラブルは、単なる手抜き工事だけでなく、施工業者の「知識不足」や「診断ミス」によっても頻発しているのが実情です。その大きな要因は、「難付着(なんふちゃく)サイディング」に対する認識の甘さにあります。

現場を見てきた私が、難付着サイディングの正体と、プロが実践する「絶対に剥がさないための対策」を詳しく解説します。

1. 難付着サイディングとは?最近の住宅に多い「高性能な壁」の正体

難付着サイディングとは、製造段階で表面に「光触媒」「フッ素」「無機」などの特殊なコーティングが施されたサイディングボードのことです。

なぜ塗装が難しいのか?
これらの最大の特徴は「超親水性」や「撥水性」により、雨で汚れを洗い流したり、紫外線を浴びても色あせしにくい点にあります。しかし、この「汚れを寄せ付けない機能」が、メンテナンスの際には「新しい塗料さえも弾いてしまう」という厄介な性質に変わります。

なぜ「難付着」が増えているのか?
住宅のメンテナンスフリーへの関心の高まりから、大手ハウスメーカー(積水ハウス、大和ハウス、一条工務店など)を中心に、こうした高性能な外壁材が主流となりました。性能が良いからこそ、塗り替えには特別な配慮が必要なのです。

2. 一般的な塗料では剥がれる?下地処理を間違えた際のリスク

もし難付着サイディングに対して、一般的なサイディング用の下塗り材(シーラー)を使って塗装してしまうとどうなるでしょうか。

結論から言うと、早ければ2〜3年、遅くとも5年以内には塗膜が浮き、剥がれてきます。

塗装が剥がれるメカニズム
1. 密着不足: 特殊コーティングの層が新しい塗料を拒絶します。
2. 層間剥離: 見た目には綺麗に塗れているように見えても、実際には「乗っているだけ」の状態。
3. 環境要因: 熱による膨張や雨の侵入で、密着していない塗料が一気に剥がれ落ちます。

意図的な「手抜き」でなくても、「良かれと思って高機能な塗料を提案したものの、下地との相性(難付着性)を見落としていた」という知識不足による失敗が後を絶ちません。数百万円かけた工事を無駄にしないためには、正しい診断が不可欠です。

3. 職人歴30年の社長が教える!見分け方と「K.S美装」のこだわり施工

難付着サイディングかどうかを見極めるのは、実は非常に繊細な作業です。K.S美装では、以下のステップで徹底的に調査します。

ステップ1:五感と知識をフル活用した現地調査
●築年数とハウスメーカーの確認:図面から外壁材の型番を特定します。2001年以降の建物は特に注意が必要です。
●シンナー拭き取りテスト: 表面の一部をラッカーシンナーで拭き、塗膜が溶けるか(反応するか)を見ます。全く反応しない場合は難付着の可能性大です。
●撥水テスト: 水の弾き方でコーティングの種類を推測します。

ステップ2:専用下塗り材「難付着専用バインダー」の選定
難付着サイディングには、「強力な接着剤」のような役割を果たす専用の下塗り材(バインダー)を使用します。
通常のシーラーよりも高価ですが、これを使わなければ将来的な剥離リスクを完全に排除することはできません。

ステップ3:社長自らによる一貫施工
K.S美装では、私が現地調査を行い、私がこの目で確認し、施工の指示を出します。下請け業者に丸投げすることはないため、「調査では難付着だと言ったのに、現場の職人が知らずに普通の下塗りを塗ってしまった」というミスが構造的に起こる事はありません。

よくある質問(Q&A形式)
Q:自分の家が「難付着サイディング」かどうか自分で分かりますか?
A: 築10〜15年で、壁にほとんどチョーキング(触ると白い粉がつく現象)が出ておらず、汚れも目立たない場合は難付着の可能性が高いです。また、ハウスメーカーの仕様書に「光触媒」「無機」「親水」といったキーワードがあれば間違いありません。

Q:難付着サイディングは塗装しなくても良いと言われましたが?
A: 確かに長持ちしますが、一生メンテナンスが不要なわけではありません。コーティング自体は生きていても、目地のシーリング材は10〜15年で寿命を迎えます。また、コーティングが薄れてきたタイミングで適切な保護塗装をすることが、家を長持ちさせる秘訣です。

Q:専用の塗料を使うと、見積もりは高くなりますか?
A: 下塗り材(材料費)が若干上がりますが、全体の工事費で見れば大きな差ではありません。むしろ、数年で剥がれて再工事になるリスクを考えれば、専用塗料を使うことが最もコストパフォーマンスの高い選択です。

【運営会社情報】
● 会社名: 株式会社K.S美装
● 代表者: 佐藤 和裕(職人歴30年、1級塗装技能士)
● 所在地: 千葉県印西市小林北2丁目6番地27
● 対応エリア: 印西市を中心に、佐倉市、成田市、我孫子市、印旛郡など
● 強み: 完全自社施工(社長が現地調査から施工まで一貫対応)、累計1,500棟以上の実績、防水工事の専門性。

弊社施工事例はこちらを御覧ください

K.S美装代表
K.S美装代表
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