千葉県船橋市の築20年の戸建てにコーキング工事・外壁塗装のメンテナンスをしました

ご依頼のきっかけと当社からのご提案

ご自宅の築年数が20年を超えコーキングの劣化が目立つようになったと、コーキング工事のお問い合わせをいただきました。
現地調査の結果、コーキングについてはかなり劣化が進んでおり、コーキングとしての機能が果たされておらず工事が必要な状態でした。
さらにご自宅を建てられてから約20年メンテナンスはされておらず、コーキングだけではなく外壁にも色褪せや、壁を触った際白い粉がつくチョーキング現象等の劣化症状が見られました。
コーキング工事は足場を組む必要がありますが、外壁塗装の際にも同じように足場を組む必要があるため、この機会にコーキングだけではなく外壁塗装も一緒に終わらせてしまうことをご提案いたしました。
お客様にもご納得いただき、今回はコーキング工事に加えて外壁塗装のメンテナンスをさせていただく運びとなりました。

実際のコーキング・外壁塗装工事の様子をご紹介します。

施工前

施工前のお客様のご自宅です。
今回、2階部分にあたる外壁は塗りつぶし、1階部分のサイディングはクリア塗装で施工していきます。
画像のように足場とメッシュシートを仮設し、安全第一に施工の準備を整えます。

コーキング打ち替え

まず初めに既存のコーキングをカッターで撤去することから始めます。

次にコーキング箇所をマスキングで養生を行い、プライマーを塗布してから、コーキング剤を打っていきます。

最後に先ほど打ち込んだコーキングをならして、打ち替えは完了です。
コーキングの寿命はおよそ5〜10年といわれています。しかし劣化のスピードはお家によって大きな差がありますので、5年を待たずして劣化が進んでいることも珍しくありません。
コーキングの劣化は見た目が悪くなるだけではなく、外壁を痛めたり、雨漏りを引き起こしたりする場合もあるため定期的なメンテナスが重要です。

洗浄

塗装工事の下準備を行います。
高圧洗浄機を使用し、外壁の汚れや既存の塗膜である旧塗膜を取り除きます。

外壁塗装

塗装工事の準備が終わり、外壁塗装に取り掛かります。
今回2階部分の外壁は塗りつぶしで塗装を行います。
まずは下塗り作業です。下塗りにはサイディング外壁専用の下塗り剤「水性SDサーフエポ」を使用します。
この下塗り剤は、劣化したサイディングボードの表面にシーラー機能とサーフェーサー機能が加わり、表面の吸い込みムラを防ぎ、上塗り塗装後の美しい仕上がりを実現するためには欠かせません。

下塗りの後、中塗り、そして上塗りの計3回塗りで丁寧に仕上げていきます。
上塗り塗料にはエスケー化研の「セラタイトF」を採用しています。

1階部分のローラーを使って、外壁のクリア塗装を行っている様子です。
クリア塗料には日本ペイントの「ピュアライド UVプロテクト 4Fクリヤー」を使用しています。
クリア塗装の最大のメリットは、意匠性の高いサイディングボードの模様やデザインを塗りつぶすことなくコーティングできることです。
よってサイディングボードの良さを消すことなく、長期間美しい状態を保つことが可能です。

付帯部塗装

雨樋やスリムダクトといった付帯部の塗装も一緒に行います。
付帯部とは、屋根と外壁以外の部材のことを指します。塗装の際には屋根や外壁だけではなく、基本的に付帯部も一緒に塗装することをおすすめしております。
雨戸や庇なども経年劣化が発生します。放置したままにしていると、景観を悪くさせてしまう要因にもなります。

細かい軒天も忘れず塗装していきます。

さらに雨や日光を防ぐための窓上についている、庇（ひさし）も塗装していきます。
外壁部分と違い、基本的に雨樋や雨戸は鉄部で製造されているため、下塗りには錆止め塗料を使用します。

こちらは軒天を塗装している様子です。
軒天の塗料には防かび・ヤニ止め性・しみ止め効果が強力な「ケンエースGⅡ」を使用しています。

完工

全工程を終え、これにて完工になります。
施工前の写真と比べると、外壁に光が反射しているのが写真でも分かるかと思います。
綺麗になったご自宅をお客様にご覧いただき、お喜びの声をいただきました。